何やら面白そうな
- Bluetoothで山手線の乗降パターンを追跡してみた,高木浩光@自宅の日記,2009年03月01日
この記事を読んで、ちょっと面白そうだなと感じた。
自分も実行して、情報収集してみたいとかそんな意味ではない。
こんな状態にも関わらず、何も対応策が打たれていないことには危機感を感じている。
その上で、ほぼお馴染みとなっているBluetoothの問題点を考えることが面白そうだと思っただけだ。
Bluetoothでは、Bluetooth機能をオンにしていても、探査可能(検出可能)に設定していなければ、このように見つけられてしまうことはないのだが、意外にも、探査可能設定でBluetoothをオンにしたままの人がかなりの割合でいるようだ。これは、RFIDタグよりも先に Bluetoothによって、IDのプライバシー問題が顕在化しそうな勢いである。
Bluetoothを搭載した携帯電話を持ってないので確認できないのが残念だが、この記事を見るまでそんな設定があること自体知らなかった。
説明書に載っているのだろうか?
僕はこれまで携帯電話の説明書なんて読んだことがない。
説明書を読まなくても大抵の機能が利用できてしまうのが理由だが、そもそも説明書が分厚くて読むのが面倒だ。
店頭でBluetooth機能の話を聞くが、特別な設定が必要だなんて聞いたことがない。
それだけ探査可能設定を問題視していないと言うことか。
で思ったことだが、誰かもっと詳しく(法とかも含めて)調べて卒論にしてくれないかしら。(ぇ
蛇足
これだけ多くの携帯電話が、Bluetooth機器探査に応じる設定のままで持ち歩かれているとなると、マーケティング目的での活用がまず発想されるところだろう。
店内の客がどの棚の前に長く滞在したかを調べるとか、過去に何回訪れたことのある客かを判別するためなどの目的で、商業施設が人々のBluetoothのMACアドレスを記録し、蓄積し、共有するようになるかもしれない。
全くの想像だが、携帯電話のメールアドレスとBluetoothのMACアドレスが一対一対応になったとき、行動ブルーティング広告なんてものが出てきやしないかとふと思った。
まぁ、メールアドレスとMACアドレスを一対一対応にするより、無差別にメールを送る方が遥かに簡単だろうな。