ひぐらしのなく頃に解:皆殺し編

井戸の外の世界が知りたくて。

私は井戸の底から這い上がろうとしました。


井戸の外の世界が知りたくて。

何度、滑り落ちて全身を打ち付けても上り続けました。


でも気付きました。

上れば上るほど落ちる時の高さと痛みは増すのです。


外の世界への興味と全身の痛みが同じくらいになった時、

私は初めて蛙の王さまの言葉の意味がわかりました。

Frederica Bernkastel

どうかこの夜に何があったか教えてください。

それは例えるなら猫を詰めた箱。


どうかこの夜に何があったか教えてください。

箱の中の猫は、生か死かすらもわからない。


どうかあの夜に何があったか教えてください。

箱の中の猫は、死んでいたのです。

Frederica Bernkastel

悲しみを受け入れよう。

だから喜びも共にできる。

あなたも信じよう、私たちの行きたい未来を。

だから奇跡が起こせる。そこに至れる。・・・ね?

井戸の外にはどんな世界が?

それは知るために支払う苦労に見合うもの?


井戸の外にはどんな世界が?

それは、何度も墜落しても試すほどに魅力的?


井戸の外にはどんな世界が?

それを知ろうと努力して、落ちる痛みを楽しもう。


その末に至った世界なら、そこはきっと素敵な世界。

例えそこが井戸の底であったとしても。


井戸の外へ出ようとする決意が、新しい世界への鍵。

出られたって出られなくったって、

きっと新しい世界へ至れる・・・。

タイトルから少なくとも予想がついた結末。

でも、今までとは違う手ごたえ。

他のシナリオでもそうだが、このシナリオでも、学ぶ事が沢山あった。